クリプタンWeb⑥暗号化ファイルの高度な運用

クリプタンWebの有料プランに含まれる便利な機能を紹介します。

かんたん復号禁止設定

クリプタンによる暗号化ファイル(p4cファイル)を復号するときの認証方式は2つあります。4Login認証とメール認証です。パスロジは、より安全な4Login認証を利用することをお勧めしています。同じように、送信者が受信者に対して4Login認証を使ってほしいときに便利な機能が備わっています。

クリプタンWebで各グループに対して、「クリプタンかんたん復号」による復号を許容するか、禁止するかを設定することができます。企業間の秘密プロジェクトで、機密性の高いファイルをやり取りする際に、かんたん復号を禁止にしておくと、万が一の暗号化ファイルの漏えいリスクに対しても万全の体制と言えるでしょう。

「クリプタンWeb」にログインして、メインウィンドウ左にある「暗号化」をクリックしてください。

宛先選択画面が開きます。「登録グループ」ボタンをクリックします。

設定の対象のグループの行をクリックすると色が変わります。その後、「編集」ボタンをクリックします。

ダイアログが開きます。「「かんたん復号」の禁止」をクリックしてON(紫色)にします。その後、「保存」ボタンをクリックします。

「かんたん復号」が「禁止」になっていることを確認してください。
これで、クリプタンかんたん復号を利用した復号ができなくなりました。

ホワイトリストとブラックリストの設定

暗号化ファイルを送信した後でも、暗号化ファイルを復号させるか、させないかの設定をファイルごとに変更することができます。ブラックリストを使えば、いつものグループ宛てに送ってしまったが、今回のファイルは、特定のメンバーには見せてはいけない内容だった、という場合でも、特定のメンバーだけに復号できなくさせることができます。ホワイトリストを使えば、例えば、オープンなクラウドストレージやWEBサイトにアップロードしたファイルに、後から順次、必要な人の復号許可を与えていくという運用が可能です。皆さんのアイデアで、p4cファイルを上手に利用してください!

「クリプタンWeb」にログインして、メインウィンドウ右にある「設定」をクリックしてください。

設定画面が開きます。暗号化履歴が表示されます。

設定対象のファイルの行をクリックすると色が変わります。その後、「変更」ボタンをクリックします。

ホワイトリストに追加で復号させたい人のメールアドレス、ブラックリストに事後に復号を禁止したくなった人のメールアドレスを記入します。複数のアドレスはコンマ区切りで記入してください。ドメインの指定も可能です。

入力が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてください。